あしたのジョー 

無冠の帝王カーロス・リベラ


宿命のライバル力石徹がジョーとの戦いでこの世を去ってから、ジョーの消息は分からなくなった。
力石の存在を失ったジョーは一人苦しみ1年の間、行方不明となっていたが「再びリングへ・・」の思
いからドヤ街に帰ってきた。
 リングに上がったジョーは復帰後、「地獄よりの使者」と恐れられ強烈なボディーブローで5連勝。
しかし、ライバルだった力石を殺したテンプルへのフックは陰を潜めている。テンプルはおろか顔面に
もパンチがヒットする事さえなくなってしまったのである。力石を殺してしまった恐怖から顔面を打て
ないボクサーになってしまったのである。これを知られてしまったジョーは日本王者尾崎、1位原島、
2位南郷に立て続けにKO負け。ジョーは顔面を打てないため、日本上位ランカーに3連敗という致命
的な連敗をしてしまう。ボクサーとして二度とリングに立つことはないと誰もが思っていた・・。
 そんな中、白木ジム新会長に就任した白木葉子が南米ベネズエラからとんでもないボクサーを連れて
きた。カーロス・リベラである。カーロスは世界6位ながら世界チャンピオンから対戦を拒否されてい
るという無敗の強打者だ。人はカーロスを「無冠の帝王」と呼んでいた。
 カーロスはジョーに勝ったことがある南郷、原島、尾崎を立て続けにKO。無類の強さを証明したの
である。こんなカーロスはジョーとの出会いで、眠っていた野生の本能か目を覚ましてしまったのであ
る。世界王者、ホセ・メンドーサに挑戦が決まったカーロスでは有ったが、ジョーとの対決にこだわり
を見せなかなか日本から帰ろうとしなかった。試合はカーロスの熱望にて実現するのである。
 ジョーもまたカーロスの存在で野生の本能を呼び起こされ、力石の亡霊を振り払い、立ち直っていく。
カーロスとジョーの激闘は会場を興奮のるつぼと化して行われた。両者、すべての武器を使い果たして
力と力を試し合うように壮絶な打ち合いを展開した。両者、顔面を変形させるほど腫らして血まみれと
なって戦い抜いた。判定は引き分け。
ホセvsカーロス。訪問者。Hideyo Inabaさん作。

 ジョーはカーロスとの出会いでボクサーとして立ち上がった。しかし・・・。1ヶ月後にラスベガス
から速報が入った。「カーロスの世界挑戦は1ラウンドKO負け」
 実はカーロスはジョーとの戦いで深いダメージを負っていた。重度なパンチドランカーとなって階段
の上り下りさえ支障を来すようになっていたのである。ダメージを抱えてままリングに上がり、世界王
者ホセに挑みKO負け。カーロスは廃人となってリングを去っていくのである・・・。
東洋王座挑戦。金竜飛

拳キチ伝言板

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