解説者たちの失敗
ボクシング中継と解説者は切っても切れない関係にある。解説者の表現や思考によって
視聴者の見方が違うのは言うまでもない。ここで解説者やアナウンサーたちの思いでのセリフを振り
返りたい。当時のビデオをお持ちの方は、もう一度フィルムを再生してみて下さい。
あぁ・・・ファンになってしまった
昭和53年 6月27日 WBC世界Jフライ級タイトルマッチ
王者、張正九VS挑戦者、大橋秀行
この日、解説者席にはゲストとして片岡鶴太郎が呼ばれていた。張に2度目の挑戦となった
大橋秀行ではあったが、力強い王者の猛攻に手も足もでずダウンの連続。もはや半分、場内はあきら
めムード。そんな中、大橋の会心の右フックが決まって張がグロッキー。割れんばかりの観衆と同時
片岡 「行け!大橋!!」と叫んだ。
鶴太郎はゲストの立場を忘れて、すっかりファンに戻っていた。
昭和62年7月22日 WBC世界Jウェルター級タイトルマッチ
王者、浜田剛史VS挑戦者レネ・アルレドンド
1年前、レネを初回KOしてタイトルを取った浜田は1年後にレネと再戦。しかし浜田は
流血し苦戦を強いられていた。6回、浜田はレネの猛攻に防戦一方になる
この時、解説者の席にいた小林弘は「あぁあぁーぁあああ!!あぁあぁーぁあああ!!」
そう騒ぎ散らした。小林弘は解説者の立場を忘れてファンになっていた
あぁ・・・名前を間違ってしまった
平成元年5月13日 高橋ナオトVSノリー・ジョッキージム(タイ)
劇的にマーク堀越をKOして日本タイトルを奪った高橋はタイ国王者ノリー・ジョッキ
ージムと対戦した。この試合は高橋が逆転で勝のであるが、小林弘の解説に失敗があった
解説をしながらノリーをしきりに「リン選手」「リン選手」と相次いで名前を間違えたのだ。
何度も名前を間違える小林に対し、たまりかねたのか芦沢アナウンサーは「ノリー選手ですね」と
指摘。しかし試合が白熱すると小林は「リン選手は・・・」と再び名前を間違えた。
解説者なんだから選手の名前を把握してくれ・・・
あぁ・・・誤った解説をしてしまった
1986年11月22日 WBC世界ヘビー級タイトルマッチ
王者トレバー・バービックVS挑戦者マイク・タイソン
タイソンが初めて世界に挑みバービックを2回KOして20歳でタイトルを取った
このときの解説者がジョー小泉、アナウンサーが杉浦さんだった。テレビ東京の放送だったがタイソン
のKOシーンを振り返る。
小泉 「アッパーが効きました。顔面をかするパンチは効くんです。足がガタガタになってしまいました」
そう解説者が説明すると
杉浦 「今のアッパーは当たりませんでしたが、その次の左フックで見事、バービックを倒しました」
小泉 「・・・・・」
小泉氏がアッパーで倒したと解説したのにアナウンサーが無視して左フックで
倒したとアナウンスした出来事。お互い勝手にしゃべるのは辞めてくれー。視聴者が迷うじゃないか・・・
しかしよくビデオを見直すとアッパーは空振り。その後にタイソンが放った左フックのホローが強烈に
決まっているのがわかった。これは杉浦アナに軍配有り。しかし、解説者の意見を無視してアナウンス
するのはテレビ東京だけだぞ!!しかしこのコンビのちぐはぐは見物だった
しかし解説者も人間だから良いではないか・・・このコーナーの続編も予定しています
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